Q30:
十代後半から背骨が曲がってます。今、23なんですが体が右に傾いているのがわかるんです。治す方法は、あるんでしょうか?あるなら、どのくらいの期間で、入院も必要なのでしょうか? 男 20才代

A30:
大部分は原因不明の特発性側弯症です。特発性側弯症のうち最も多いものは十歳以後に発症する思春期型です。中等度の程度までは手術をしないで様子をみるのが一般的です。しかし程度によっては手術方法も選択できます。側弯症は最近、手術法も発達し、手術で程度を軽くすることも出来るようです。一度、大学病院等の専門医の診察をお勧めします。


Q29:
一週間位前から右の肩が痛くなり,痛さは筋肉痛みたいないたさです、その前は,運動など全くしてなく、寝相が悪くて痛い症状が出たからと思いシップをしましたが、一向によくなりません。年中痛いわけではなく,右肩に力を入れると症状が出ます、仕事は事務でパソコンを入力するだけです。よろしくお願いします
A29:
症状から察しすると、頚部神経の神経痛が一番考えられます。整形外科のほうで先ず診察、レントゲン検査などをして貰ってください。もし、頚椎症などによるものでしたら、牽引などで治療するとよいと思います。


Q28:
なぜ骨肉腫などで足や腕などを切断するのですか?切断せず治る方法はあるのですか?早期発見、予後は?

A28:
肉腫も癌と同一で、血液やリンパ液中に癌細胞(=肉腫細胞)が流れて体のいたるところに転移します。特に骨肉腫の場合、癌細胞は活動性ですぐに、血液のフィルターのある肺に転移します。転移した細胞が無い段階に肉腫のついている部分を体から切り離してしまおうというわけです。しかし、骨肉腫が発見された時にはすでに肺に転移していることが多く、患肢を切断しても、延命効果しか出ませんでした。しかし、現在では、極めて悪性なこのような肉腫でも、患肢温存手術のような技術の進歩のほか、強力な化学療法の成果により、30年前の5年生存率10-20%が60-70%程度ときわめて良好な治療成績となっているようです。
骨肉腫は早期発見が一番大事だとは思います。発生は20歳以前がほとんどで、痛みから始まります。安静時の痛みある場合は必ずレントゲン検査を受けることが重要です。しかし、診断された時には既に肺に癌細胞が転移している場合も多いとも言われています
尚、肉腫と癌は発生した部位で分類します。皮膚、臓器の外側(上皮性)にできる悪性腫瘍を癌、軟部組織の中(非上皮性)、たとえば骨、軟骨、脂肪、筋肉、血管などに出来る癌を肉腫と呼びます。


Q27:
私は外反母趾がひどいのですが、どういった治療を行うのでしょうか?外科的な手術を行うのでしょうか?

A27:
外反母趾になったら、手術をしなければならない段階にならないように、履いても痛くない靴を選び、足の趾でのじゃんけんなどの運動の励行が必要です。その上で、外反拇趾矯正装具、足底板などの保存療法を行います。
それでも、痛みが続いたり、どうしても形を治したいかたは手術療法があります。手術は中足骨の骨を切って矯正する方法が現在のところ主流です。最低2週間くらいの入院と外来通院が必要です。


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