Q36:
先日ある病院の整形外科で石炭沈着症と診断されました。、医学辞典をみても掲載されていなく心配してます。正式名があったら教えてください。
A36:
石灰沈着という言葉は石灰沈着性腱板炎のように、”石灰沈着性***”とか、また”異栄養性石灰沈着症”のように、****石灰沈着症とか部位とか疾患名に続いて使われることが多いようです。”石灰沈着症”だけでは病態の把握が難しく、どの部分か全身性なのか分かりません。一般にリン酸カルシウム(BCP)結晶、ハイドロアパタイト結晶が沈着し急性関節炎、関節周囲炎、石灰沈着性腱炎などを引き起こすものをさします。整形外科領域では似た病態として偽痛風があります。同じカルシウムが沈着するのですが成分がピロリン酸カルシウム結晶(
CPPD結晶)です。また、シュウ酸カルシウム結晶(Calcium oxalate :
CO)では手指関節周囲や皮下の多発性石灰化や急性関節炎をひきおこすことがあります。
臨床上はすぐに、鑑別ができないので便宜上”石灰沈着性の***”と表現することが多いようです。いずれも治療は消炎鎮痛剤やステロイド注射
です.
Q35:
膝に水がたまり、8cc抜かれました。次の日再度たまった様子。皿もギシギシなり力が入らず。バレーでアタッカーしています。何か良いアドバイスお願いします。病院に行くのが恐くて…20才代女性
A35:
いわゆる関節炎を起こしている状態です。原因にはいろいろありますが、年令やスポーツをしているとのことから、単なる使いすぎによるものや、半月板の損傷、靭帯損傷、関節内の構造的な問題、などいろいろ考えられます。いずれにしろ早めに原因をつきとめたほうが良いと思います。整形外科医の診察をお勧めします。
Q34:
16歳の時に両股関節が痛くなり、歩行ができなくなってしまい、両股関節臼蓋形成不全と診断されました。現在19歳です。今年、1人暮らしのため病院を変えたところ「臼蓋形成不全ではない」と言われました。しかし、股関節屈曲時にポキッと引っかかり、その後に伸展しようとすると、引っかかって戻らなくなってしまうのです。力を抜いて手でゆっくり動かせば戻るのです。臼蓋形成不全により、大転子周りの中殿筋、小殿筋などが痛むことってあるのですか?
A34:
臼蓋形成不全では関節がひっかかるようなことは普通はないと思います。中殿筋腱が大転子のところでひっかる弾撥股(だんぱつこ)かもしれません。原因はスポーツによる使いすぎなどが多いようです。心配ないことが多いのですが、私は経験はありませんが手術的に治す方法はあります。整形外科の先生にもう一度よく診てもらってください。。
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