痛 風


<痛風とは>

 痛風とは体内の尿酸値が高くなり、主として関節に異常が現れ、激しい痛みが起こる病気です。しかし「風」の字が付いているように痛みは数日で去ります。しかしそれは症状が取れただけで痛風は治っていません。痛風は進行すると、心臓、腎臓などに悪影響を及ぼします。痛風発作にならないためには第一は血中の尿酸値を低くすることです。
尿酸とはプリン体という蛋白質のもとになる物質から人体内の新陳代謝によってできた廃棄物です。プリン体は動物性食品の肉や内蔵に多く含まれます。この尿酸がある限界を超えると体内の関節に結晶化して沈着して痛風発作を引き起こします。

<治療と予防>

痛風発作を2度と経験したくなければ、いつでも自分の尿酸値を気にしながら生活しなくてはいけません。大変な事のように感じるかもしれませんが、次のことを十分守れば、尿酸値のコントロ−ルは比較的楽です。まず、医師に相談し当初は2〜3カ月に一度は血中の尿酸値を確かめる。尿酸値が高い場合には医師に相談し必要なら高尿酸血症治療薬を処方してもらう。薬は大変効果があり、薬だけでもある程度は尿酸値をコントロ−ルする事は可能ですが、次の日常の注意を守ることも重要です
 

<日常の注意>

尿量を十分保つ 
ストレスや過労を避ける 
太りすぎない
過度の運動を避け自分にあった運動量を保つ 
食事上の注意では脂肪をとりすぎない
アルコ−ルをひかえめにする
酒の肴にはプリン体多い食品が多くとりすぎないようにする

以上の注意を守れば2度と痛風発作を経験しなくてすみます。がんばりましょう!!


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