●ガングリオンとは
真の腫瘍ではなく関節包や腱鞘の変性が、主因となってできる仮性腫瘍であると考えられています 袋状になっており、内容は粘性の強い滑液と同様の液体でヒアルロン酸が多く含まれています。
滑液のある所すなわち関節、腱鞘の付近では何処でも出来る可能性があり手関節、指の付け根の腱鞘付近にできる場合が多く見られます。交通路が出来ていると大きくなったり、小さくなったりすることもあります
[診断]
針を刺して、半透明のゼリー状の液体が出てくれば確定します。
[治療]
痛みのないものは放置してかまいませんが、疼痛を伴うものは治療が必要となります。手術は、再発することが多く、当院では保存的に治療を行っています。以前は穿刺、圧迫法などしか治療法がありませんでしたが、当院の低出力半導体レーザー治療を行うと手関節、足関節周辺のガングリオンなら個人差はありますが、ほとんど消失させることも可能です。ただし週3回以上1ヶ月から2ヶ月の治療が必要です。